ユネスコ無形文化遺産登録に尽力、村田吉弘さんの料亭「菊乃井本店」

Kikunoi Kaiseki

ユネスコの無形文化財に「和食」が選ばれたのは2013年のこと。この登録活動を進めた中心人物が、菊乃井の大将村田吉弘さんです。東日本大震災で日本が沈みきっていたときに、一足先に「食の伝統」として登録されたフランスのアラン・デュカスから、「次に選出されるのは和食しかない」、と言われたのがきっかけとか。
大将の村田さんにはお会いしたことはないのですが、その代わりといいますか、奥様の京子さんは最初に伺ったときから、いつ行ってもきちんと挨拶にこられます。祇園の呉服やさんがご実家ということで、結構大変だったとのお話は伺いましたが、それでも大将の留守がちな館をきっちりと仕切っていらっしゃいます。京子さんはわたしにとって「京の女将の代表格」、みたいな存在です。
御料理の詳細はわたしがとやかくいうこともないと思います。メニューは月変わりで、毎年ほとんど同じものが提供されます。フランスからの友達がこれには驚いていましたが、たぶん毎年同じものを期待していらっしゃるお客様も多いからなのではないでしょうか。ちなみにこの話をちらりとしたところ、途中からメニューが変更されてきたのには驚きましたが。
料亭へ行くのはハレの日、家族そろっての会食を楽しむ場所、なのでお値段的にも手の届くものでないといけない、というのが村田さんのご意見。お料理、サービス、しつらえ、総合的にみてもお値段はとてもリーズナブルです。「また行ってみたいな」と思わせる老舗です。
最後に、「菊乃井」敷地内の井戸水は、菊水鉾町にある「菊水井」と同じ水質であるとのこと。最近このお水が瓶詰され、お食事の時に注文することができるようになりました。試しにこのお水と水道のお水と飲み比べてみたのですが、あまりの違いにびっくり。「京都の水は美味しい」と市長さんが宣伝していましたが、京の名水には足元にもおよびません。のどごしすっきり、というか邪味がない、というのが正しいでしょうか。1本500円ですので、是非飲み比べてみてください。料です。

Kikunoi

店名:菊乃井
場所:https://goo.gl/maps/b3otW5KoSmQRDXBX7
住所:〒605-0825 京都府京都市東山区下河原町 鳥居前下る下河原町459
営業時間:11:30-13:00, 17:00-20:00
休業日:
HP: https://kikunoi.jp/kikunoiweb/Honten/index
予約ご希望の方はご一報ください。

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