桜の季節に大人の修学旅行

観光でスケジュールを詰めずに、ただただ桜をめでるために京都に行きたい、と友人と話していたことが、スケジューリング管理能力に優れた友人のおかげで、現実となりました。

集まったメンバーは私たち夫婦、私の友人、友人の姪御さんの合計4名という家族、友人、親戚の混合チームでした。パトさんの五条坂町家はこのような一風変わった（？）グループでも、1Fにバスルーム、2Fにシャワールームがありプライバシーが程よく保たれ、それでいてダイニングで一緒にくつろいだりと、俄かシェアハウス住民の気分が快適に体験できました。

五条坂町家は馬町交差点から坂道を少しのぼり（途中に手作りのじゃこのお店や、家庭的なフレンチレストランを横目に見ながら）、左手の階段を下ると突き当りの静かな住宅街にありました。観光地から近いのに静かな場所で、初めて来たのにどこか懐かしい玄関を入ると、日本的なのですが、オリエンタルな、フランス人オーナーのセンスが随所にちりばめられたインテリアが素敵です。着物、甲冑などは飾り方が難しいと思いますが、程よいアクセントとして飾りつけられていました。

3月の京都はまだ肌寒いと言われていて、町屋は寒いのだろうな~と分厚いセーターなどを持っていったのですが、室内は床暖房、エアコン、ラジエーターと充分な暖房対策が取られていて、とても快適でした。また、食器等の備品やシャンプー、ドライヤー等も揃っていて、歯ブラシとパジャマを持参すればOKでした。徒歩4分のところにコンビニもあるので、不便はありませんでした。

初日と翌日の朝は、それぞれ違う喫茶店で、モーニングを楽しんだり、買い物をしても、バスやタクシーで一旦荷物を置きに帰ったり、着替えて（お洒落して！）バーにいったり、和室で庭や生け花を眺めながらお茶したりと、着いた瞬間から自宅のように過ごしました。

桜は、御所、白川、円山公園、それぞれに開花の頃合いが異なり、短い期間で咲き始めから、ほぼ満開まで堪能することができました。花見の場所に近いそれぞれ美味しいレストランでのお食事（和食、イタリアン、焼肉、シェリーバー等々）も堪能し、今まで何度か京都に来ましたが、こんなにゆったりできたことはないな～と実感しました。ホテルでなく、町屋に滞在したからこそ、よりゆったり感を実感できたのかな～とも思いました。

2泊3日の滞在はあっという間に過ぎてしまい、再訪を固く心に誓いました。パトさん、ありがとうございました。また、うかがいます！

I.S.さま
お友達夫婦４名様でのご利用（五条坂町家・３月）