360年の歴史は重い、これぞ京都の老舗料亭「はり清」

Harise

京都は老舗の料亭、割烹、レストラン、あまりにたくさんありすぎて選択に困りますが、はり清さんは我々のお気に入り。創業360年という重たい暖簾を背負ってがんばっていらっしゃるのは12代目森本さん。とてもお若いのですが、きっちりとした仕事をされる方で、お料理も奇をてらうことなく、「古き良き時代の京都」が感じられるお店です。
お料理教室もなさっていて、「お試し参加コース」に一度伺ったことがあるのですが、まずお昼のコースをいただいて、その後でコースに出たお料理の中から解説をうかがいます。従妹といっしょで生徒は2人だったのですが、大将の森本さん直々のお出まし。お出しの取り方から食材、調理の注意点など、我々の質問にも丁寧に答えていただいて、お腹の中から頭の中まで京料理一色、至福の一時を過ごしました。
コロナ禍で大変なのはどこも同じでしょうが、地元のお客様や近隣の方が常客としていらっしゃるのが老舗の強いところでしょうか。どんな事が起きてもそれなりに対処し、地元の方に支えられてきたからこそ360年という時を紡ぐことができたのでしょう。「どこそこ産の名物」、「何々名人の器」などと言うこともなく、さりげなく、それでいてきっちりとしたおもてなし。
お若い女将さんも、お座敷に挨拶にいらっしゃいます。あるとき入り口の暖簾が話題にのぼりました。一風変わった白い暖簾が斜めに切断されているのですが、これは何か意味があるのか聞いたところ、先代の女将が、暖簾が長いとお客様がはいられる時に邪魔になる、ということで、斜めに短く切られたとのこと。お料理はもちろんなのですが、お客様のことをとことん思いやる、これが老舗の姿なのだなと感心しました。
お弁当やお土産などのそろえも多く、我々のサムライ町家へお泊りになられた方には、お食事のデリバリもお願いしています。お値段も3000円からと非常にお財布に優しい設定、このチャンスに老舗料亭の味を町家で味わっていただけたらと思っています。ご希望の方は、ご予約の際にひと声おかけください。

Harise

店名:京料理 はり清(はりせ)
場所:https://goo.gl/maps/bH3ysDku64eZesC2A
住所:〒605-0911 京都府京都市東山区 大黒町通五条下る 袋町 294
営業時間:11:30-14:00, 17:00-21:00
休業日:不定期
HP: https://harise-kyoto.com/
予約ご希望の方はご一報ください。

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